「はぁっ……あぁ…ぁっ…!」
殊更ゆっくりと時間をかけて抱いて、クラウドを思う存分とろけさせる。
それはレイプと言うには少々穏やか過ぎる行為だが、既にセフィロス自身、
己が正気なのか狂気なのか判別などできなかった。
じっくり揺さぶりながら少年の性器をやわやわと扱くと、かすれてしわがれた、
しかしそれ以上に甘やかな声が漏れて、セフィロスを悦ばせる。
そんな声を聴くともっと滅茶苦茶にしたくなる。
「…ああぁん…ひぃ…ぅ……ア…アァ…ッ」
クラウドの中の弱い所を硬いペニスで繰り返し突くと、
華奢な身体が海老のように仰け反って、ぴくぴくと痙攣を始めて限界を告げる。
それに気づきながらセフィロスはクラウドの根元を片手でキツく戒めた。
その間にも腰の動きは緩めないまま……
それはまるで些細な悪戯をしかけようとする子供のようで。
「やあ、ぁああ!…いっ…うあぁあ!」
溢れそうなものを強引に堰き止められて、痛みと痺れが強烈な苦痛となってクラウドを襲う。
耐え切れずに叫び散らして、四肢をきつく強張らせている。
吐き出せない熱に悶えるクラウドの姿を、セフィロスはうっとりと見つめて薄く微笑んだ。
「ツライか?」
「ああぁぁっ…ああ…!」
惨い仕打ちをしながらも、何時になく優しげに声をかける。
クラウドの焦点の合わない瞳から、おそらく生理的であろう涙が零れて、
逃さないようにそっと唇ですくった。
「もう何も考えられない?」
「あああアッ…!あアアァ!!」
苦痛と快楽のギリギリで、泣き叫んでのたうち回るクラウドの表情にはもう正気の欠片も無くて、
セフィロスは満足そうに微笑むと、クラウドの戒めを解いてやって、一層強く貫いた。
「ひあっ…あああアァーーッ!!」
凄まじい解放感にクラウドは思いっきり仰け反って白濁を零す。
絶頂と同時にぎゅうっと絞まった内壁、
そしてクラウドのイった顔がセフィロスに極上の快楽をもたらした。
息を詰まらせて絶頂を味わう。解放の余韻に腰を震わせながら深く吐息ついて、
ぐったりとしたクラウドを抱き締めた。
「ああ…オレのものだ……クラウド」
陶酔しきった表情で、抱き締めたクラウドの背を愛撫するように優しく撫でた。
「おまえはもう、オレだけのものだ……わかるか?クラウド……」
先ほどの絶頂でクラウドは完全に意識を失っている。
聞こえないことは分かっているだろうに、何度も繰り返し語りかけた。
「オレだけのクラウド……オレだけの…」
クラウドの奔放な髪を幾度と無く梳いて、
陵辱者とは思えないほど無垢な目をして呼びかけ続ける。
「クラウド…やっと手に入れた……もう絶対離さない」
『………だからもう、離れたりしないで……』
第三章 終了
第四章「この瞬間脳裏を過るものW」に進む?
or
目次に戻る?
|
|