肌も、髪すらも白いオレは生まれながらのアルビノ、 メラニンを作れない肌はしみひとつなくだがオレはこの白さは嫌いだった、 アルビノならば赤いはずの瞳、けれどオレの瞳は魔晄色これも生まれつき、 研究所にいた子供は8割研究員の子供残りは実験体、 そんな中でもオレはあからさまに浮いていた、 100ぴきの羊の中の1ぴきだけのブラックシープ、たったひとりの黒い羊、 そのオレに向けられたある一言が忘れられない 「どうせおまえの血は魔晄の色をしてるんだろ!」 恐怖嫌悪畏敬崇拝好奇恐怖畏怖無関心、そんなのばっかりだオレの周りは、 もうどうでもいい、恐怖嫌悪畏敬崇拝好奇恐怖の中で潰れてしまえ、 潰れてしまえ、潰れてしまえ!……
…………おまえだけだったんだ、あおい瞳、 オレをそんなまっすぐな眼でみたのはおまえだけだったんだ、 涙の理由なんてオレにはわからない、でもこの頬のあたたかさは、おまえだけがくれたんだ、 こんな気持ちオレは知らない、耐え難いほど溢れてくる、この思いは……………ああどうか、





























お願い、おまえのなかにオレを挿れさせて。
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